中鎖脂肪酸の健康効果について


中鎖脂肪酸ということばを聞いたことがありますか?
「体に脂肪を付けにくい」などというキャッチフレーズで売られていたりします。



中鎖脂肪酸が良いよーとよく言われますが、具体的にどう良いのかご存知でしょうか?


中鎖脂肪酸に触れる前に、まず、脂質とはについて説明します。

脂質とは

脂質は、糖質・たんぱく質と並ぶ3大栄養素の1つで、体には必要なものです。

一般的には、中性脂肪、コレステロール、脂肪酸、リン脂質の4種類に分類され、体の中に存在します。

脂質は細胞膜や血液の成分で、目・のど・鼻などの粘膜の健康を維持したり、皮膚を丈夫にしたり、骨を作ったり、抗酸化作用があったり、血液を固める作用もあり、あぶらに溶けるビタミン(A,D,E,K)やカロテノイド(β-カロテン、リコピン、ルテインなど)の吸収を助けるなど、体を健康に保つ上で欠かせません。

 

 脂質の分類

 単純脂質:中性脂肪。脂肪酸とグリセリン、アルコールが結合したもの。皮下脂肪・内臓脂肪として蓄積。必要に応じエネルギーとして利用されたり、体温の維持、クッションとして使われる。

 複合脂質:リン脂質と糖脂質。単純脂質の一部に他の成分が結合したもの。エネルギーにはならず、脳や神経、細胞膜など組織の構成成分となる。

 誘導脂質:コレステロール。細胞膜の構成成分や性ホルモンの産出など、ひとが健康を維持する上で不可欠。過剰になると動脈硬化や心筋梗塞などの病気の原因となる。

  →誘導脂質の分類

    カイロミクロン:主に中性脂肪を脂肪細胞へ運ぶ

    超低比重リポタンパク(VLDL):血液中の15%のコレステロールを組織や筋肉に運ぶ。肝臓がコレステロールを作るのに使用。

    低比重リポタンパク(LDL):血液中の65%のコレステロールを末梢組織へ運ぶ。ほかの物質と結びつき動脈に付着する。

    高比重リポタンパク(HDL):血液中の20%のコレステロールを肝臓へ運ぶ。動脈に付着したLDLを回収し、動脈が詰まるのを防ぐ。

 

 

食品に含まれる脂肪酸は、その構造によって飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類されます。

中鎖脂肪酸
 中鎖脂肪酸は、飽和脂肪酸に分類されます。
他の脂肪酸と異なり、すぐに血液に取り込まれるため、効率よくエネルギーになり、太りにくいと言われています。
また、肝臓で効率的にケトン体を作ることができるとして、アルツハイマー型認知症の予防、改善に効果があると言われています。(脳は通常、糖をエネルギーとして利用しますが、アルツハイマーの方は、糖をエネルギー源として上手く利用できないと、言われています。ケトン体は、脳が糖を利用できないときのエネルギー源となります。)

中鎖脂肪酸を多く含む食材として、ココナッツオイルに注目が集まっています。(ココナッツオイルの60%が中鎖脂肪酸です)
ココナッツオイルは、熱に強く、酸化しにくいため、加熱調理にも向いています。いつもの炒め油をココナッツオイルに替えるだけで、エスニック風になり、ココナッツの風味で他の調味料の量も抑えられます。

ビタミンEが豊富で、抗酸化作用があり美容、アンチエイジングにも効果的です。

ココナッツオイルには、低温で圧縮したバージンココナッツオイルと、化学製剤を使って精製したものがあります。
選ぶなら次のようなバージンココナッツオイルが良いです。


ただし、とりすぎには注意が必要です。