血液データ 肝機能


1年に1回、健康診断で採血をすると思います。

その結果を正しく見れていますでしょうか

 

もしかしたら、要受診と書かれていても、自覚症状がなければ、放っている方もいるかもしれません。

ただし、放置していると病気が悪化することもあります。

 

数年前から血糖値が高いことを指摘されていたけれど、仕事が忙しくて放置。数年後、症状が現れ受診したところ、病状が進んでいるということはよくあります。 そうなる前に、早めに手を打つことが大事です!! ここでは、血液検査の結果、特に生活習慣病について書きます。 少しでも皆さんの健康のお役に立てれば幸いです。

 

一般的な健康診断で、肝機能をみるのは、 <AST> <ALT> <ɤ-GTP> です。

AST (”アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ”という補酵素)「アスト」と呼ぶこともあります。 肝臓のほかに、心筋、骨格筋、腎臓に多く存在します。 これらの臓器が障害されると、ASTが臓器から血液へ出ていき、高くなります。

ALT (”アラニンアミノトランスフェラーゼ”という補酵素)「アルト」と呼ぶこともあります。 ASTと働きがほぼ同じですが、存在する場所が違います。肝細胞に多量に存在します。

肝臓に障害があると、ALTが肝細胞から血液へ出ていき、高くなります。 症状がなく、AST,ALTが高い→夕食が多い、飲酒量が多い ことが考えられます。 〇ほかに、ɤ-GTP、中性脂肪(TG)、尿酸、LDH(乳酸脱水素酵素)のいずれかが高い場合には、飲酒量が多いことが考えられます。 〇お酒を飲む習慣がないのに、AST、ALTが高い場合は、夕食が多い、食べ過ぎ、運動不足による肥満が原因の脂肪肝(非アルコール性脂肪肝)が考えられます。 ɤ-GTP (”ガンマ-グルタミルトランスペプチダーゼ”という酵素) 肝臓の解毒作用に関係しています。 腎臓に多量に存在し、すい臓、肝臓、脾臓、小腸、脳、心筋にも存在します。 ɤ-GTPは特に飲酒によって上昇します。他に、肝臓疾患や胆道閉塞で上昇します。

ɤ-GTP、中性脂肪、尿酸、LDHなどが高い→飲酒量が多い ことが考えられます。 〇ɤ-GTPはアルコールによって特異的に上昇します。 ただし、遺伝的にアセトアルデヒド脱水素酵素を持っている人は、たくさんお酒を飲んでも高くならないこともあります。

 

食事が原因ならば、食事を少し見直すことで、改善可能です!