糖質の摂りすぎが肥満・高血圧・痛風を招く


体内の糖質はごくわずか

 

体の中に、糖がどれくらいあるかをご存知でしょうか?

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血液検査をすると、血糖値(血液中のブドウ糖)は、 60~100mg/dl くらいです。

1dl中100mg の糖とすると、 1L中1g の糖になります。

人の血液は約4Lなので、糖は4L中にたったの4gほどしかありません!!

つまり、糖は体内で大量に貯めておくことができないのです

 

 

余った糖質は脂肪にかわる!

 

上記の通り、体内に糖は貯蔵できません。 そこで、糖質よりエネルギーの高い脂肪として貯蔵します。 肉体労働やスポーツ選手など、運動量の多い場合には、 糖質をたくさん摂っても、すぐにエネルギーとして消費されるので、太りません。 通常、血糖値が高くなると、膵臓からインスリンというホルモンを分泌し、血糖値を下げようとします。 インスリンがインスリン受容体に結合することで、血液のブドウ糖を細胞に取り込みます。 しかし、糖質の摂りすぎで、体脂肪が多い(太っている)と、 脂肪が、インスリンのインスリン受容体への結合を阻害します。 にもかかわらず、脳はさらにインスリンを分泌するよう命令します。 これが、インスリン抵抗性という状態です。 くれぐれも糖質の摂りすぎには注意が必要です。

 

 

 

その高血圧、糖質の摂りすぎが原因かも

 

あなた自身や周囲の方に「高血圧」「血圧高め」は多くないでしょうか? hypertension-867855_640.jpg

 

平成26年の国民健康栄養調査によると、

収縮期(最高)血圧が 140mmHg 以上の者の割合は、男性 36.2%、   女性 26.8%である。

そうです。

 

日本人には高血圧が多いです。

高血圧の場合、「塩分を控えましょう」と言われると思います。

しかし、塩分の摂りすぎだけが高血圧の原因とは限りません。

 

高血圧治療ガイドライン2014では、日本人の高血圧の特徴として

  1. 多い食塩摂取量
  2. 肥満とメタボリックシンドロームの増加

が書かれています。 太っている人は高血圧になりやすいのです!

 

 

高血圧治療ガイドライン2014の生活習慣の是正の中にも「減量」が入っています。

 

糖質と高血圧

 

糖質の摂りすぎで体脂肪が増え、その体脂肪が腎臓にある塩分の排泄機能を阻害します。 本来は体内に入った塩分は腎臓で濾過され尿から排泄できますが、これがうまくいかずに血圧が高くなります。 糖質の摂りすぎで、インスリンがたくさん分泌されている状態になると、インスリンの興奮作用によって交感神経が緊張状態になります。 交感神経は、心臓の活動を活発にして心拍数を高め、血圧を上昇させるのです。

国民健康栄養調査(平成26年)より、塩分摂取量は低下傾向にあります。 Screenshot_2016-12-21-18-15-34-1.png

それなのに高血圧がいまだに多いのは、糖質の過剰摂取による体脂肪の増加が原因のひとつと考えられます。 高血圧になりたくないなら、糖質の摂りすぎをやめ、体脂肪を減らすのがよいでしょう!

 

 

その痛風も、糖質の摂りすぎが原因かも

痛風とは、

風が吹くだけで激痛がはしる「痛風」 現在、国内の痛風患者数は約30~50万、 痛風ではないですが尿酸値が高い「無症候性高尿酸血症痛風予備群)」の人は、約500万と推計されています。 (2014年時点)

 

痛風の主な合併症に、腎臓障害、尿路結石動脈硬化などがあります。

尿酸値が高いと指摘されているなら、今すぐに体脂肪を減らすことが必要です!

痛風と診断されると、一般的に 「プリン体の多いものを控えましょう」「ビールやお肉を控えめに」 などと言われることが多いです。

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しかし、プリン体の摂取を控えても尿酸値はなかなか下がりません!

 

 

プリン体は摂取を控えても無駄!

 

プリン体は7割が体内で作られ、3割が食事から摂取します。 体内で作られる方が圧倒的に多いのです! プリン体の摂取をいくら控えても、体内で作られる量が変わらなければ、尿酸値は下がりません。

 

痛風は腎臓の排泄機能の低下による

 

プリン体肝臓で尿酸へ分解され、腎臓の排泄機能により体外へ排出されます。 うまく体外へ出ていかないと尿酸値が上がってしまいます。 つまり、痛風は腎臓の排泄機能の低下が原因といえます。 そして、その原因は体脂肪なのです。 前回の記事で高血圧について書きましたが、 高血圧も痛風も、体脂肪の蓄積が原因の排泄機能の低下によります。

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生活習慣病のほとんどは、糖質の摂りすぎによる体脂肪の蓄積が元凶です!

肥満、高血圧、痛風にならないために、糖質を摂りすぎている方は、控えましょう。