そうだ、フィトケミカルを摂って活性酸素から腸を守ろう


 

 

フィトケミカルって何?

 

ギリシャ語で、フィトは「植物」、ケミカルは「化学物質」を意味します。

フィトケミカルとは、植物が紫外線や害虫などの害から身を守るために作り出した、色素や香り、辛み、苦味などで、 「通常の身体機能維持には必要でないが、健康によい影響を与えるかもしれない化合物」だとされています。 近年、こうした成分が注目を集めています。 その種類は、なんと数千種類以上もあるといわれています。

フィトケミカルには強力な抗酸化作用をもつものが多く、老化予防の効果が期待されます。 ほかに、代謝の促進、免疫力アップ、脳機能強化などさまざまな効果が期待されています。

大きく分けると、 ・ポリフェノール ・カロテノイド ・香気成分(テルペン類) ・硫黄化合物 ・多糖類 などに分類さます。

 

腸を攻撃する活性酸素を、フィトケミカルで消す

 

体にストレスを受けると、不安を打ち消すために、腸は、セロトニンを分泌します。 そのときに、セロトニンが急激に増えると、腸が不規則な収縮を繰り返し、動きが活発になります。 ストレスを感じると、男性は下痢に、女性は便秘になったりしますが、これは1種の防御反応の結果です。 セロトニンが腸を守ろうとしています。 さらに、強いストレスを受け続けると、腸のわずかな動きでさえも痛みとして感じることがあります。 それは、セロトニンが脳に危険を知らせる信号を出すようになるからです。 活性酸素は、腸を攻撃します。

困ったことに、現代社会では、活性酸素に多量にさらされます。 例えば、食品添加物、残留農薬、濃度の高い塩素が入った水道水、排気ガス、たばこなどの影響で、 腸の中に活性酸素が生まれます。 また、強いストレス、電化製品からの電磁波、外界からの放射線、紫外線によっても発生します。 これらを完全にシャットアウトすることは難しいです。

そこで、「抗酸化力」のある食品を積極的に摂ることが大事です。 植物に含まれる「フィトケミカル」に強力な抗酸化作用があります。 では、フィトケミカルについて具体的に紹介していきます

 

 ポリフェノール

強力な抗酸化作用。摂って3~4時間後には、体外へ出ていく。(水溶性のため)

 

☆アントシアニン

赤や青、紫などの色素。目の網膜にあるロドプシンという色素成分の再合成を促がす。 多く含む食品→ベリー類、ぶどう、なす、赤しそ、梅干し、黒豆、小豆など  ぶどう.jpgなす.jpg

 

☆クルクミン

黄色の色素。胆汁の分泌を促進する働きがあり、肝臓の機能強化などが期待される。

多く含む食品→しょうが、マスタード、ターメリック(ウコン)など ショウガ.JPG

 

☆カテキン

お茶の葉に含まれる苦味・渋味成分。抗酸化作用、抗菌作用、血圧の上昇を抑える、血中コレステロールを低下させるなどの作用がある。

多く含む食品→緑茶、紅茶など

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☆クロロゲン酸

苦味成分。抗酸化作用のほかに、脂肪の蓄積を抑えたり、血糖値の情報を抑える。

多く含む食品→コーヒーなど

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☆ショウガオール

香りと辛味の成分。強力な抗菌作用のほか、腫れや痛みを抑える消炎作用がある。

多く含む食品→しょうが

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☆イソフラボン 

女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするため更年期症状の緩和や骨粗しょう症を予防するなどが期待される。

多く含む食品→大豆、大豆製品など

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☆セサミン

強い抗酸化作用を持つ。コレステロールや血圧を低下させる作用や肝臓の機能を高める効果が期待される。

多く含む食品→ごま

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☆へスぺリジン

抗酸化作用のほか、末梢血管を強くする作用があり、冷え性や高血圧の予防、コレステロールを低下させる効果が期待されている。

多く含む食品→温州みかん、はっさくの果皮など

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 カロテノイド

強い抗酸化力を持つ。天然の色素(脂溶性)。 カロテン類、キサントフィル類に大別される。

 

☆β-カロテン

黄色またはオレンジ色の色素。 体内でビタミンAにかわるプロビタミンA。 夜間の視力の維持を助けたり、皮膚や粘膜の健康維持を助けたりする。

多く含む食品→にんじん、かぼちゃ、ほうれん草など

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☆リコピン

赤い色素。強力な抗酸化作用が、LDL(悪玉)コレステロールの酸化を抑え、血の循環を良くする

多く含む食品→トマト、すいか、ピンクグレープフルーツ、あんずなど トマト.JPGすいか.JPG

 

☆アスタキサンチン

甲殻類の殻に存在する。抗酸化作用がある。 たんぱく質と結合し無色だが、熱を加え、たんぱく質が変性すると色が変わる

多く含む食品→えび、かに、さけなど

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☆ルテイン

黄色の色素。高い抗酸化力がある。 目の健康に良いとされる。

多く含む食品→緑黄色野菜、卵黄など

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☆β-クリプトキサンチン

黄色い色素。強い抗酸化作用をもち、高血圧や糖尿病、動脈硬化、骨粗しょう症などの予防効果も期待される。 皮膚にも存在し、美肌効果がある。

多く含む食品→温州みかん、ぽんかんなど

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☆カプサンチン

赤色の色素。抗酸化作用があり、動脈硬化予防、がん抑制、脂肪燃焼促進などの効果も期待される。

多く含む食品→とうがらしなど

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 香気成分(テルペン類)

植物の精油成分に多い。抗酸化作用や免疫力強化などの働きがあるとされる。

 

☆リモネン

香り成分。リラックス効果があるとされる。交感神経を活性化させ血管を広げることで、血流改善効果が期待される。

多く含む食品→柑橘類(特に皮)

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☆メントール

香り成分。免疫力を高める作用があるとされる。

多く含む食品→ミントなどのハーブ

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 硫黄化合物

刺激のある香りが特徴。強い殺菌作用がある。食中毒の予防や薬味に利用される。

 

☆アリシン

にんにくなどを刻んだりして、細胞が壊れた時、にできる成分。 アリシンは、不安定で硫化アリルにかわり、これがにおいの素になる。 抗ガン作用や、抗菌作用を持つ。ビタミンB1と結合してアリチアミンにかわり、疲労回復に役立つといわれる。

多く含む食品→にら、にんにく、玉ねぎ

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☆イソチオシアネート

シニグリンという物質が、すりおろすなどで細胞が壊れたときに酵素の働きで生まれる辛味成分。 免疫力の強化や抗がん作用があるといわれる。

多く含む食品→大根、からし菜、わさび菜

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☆スルフォラファン

イソチオシアネートの一種で抗酸化作用、抗ガン作用があるされる。

多く含む食品→ブロッコリー(特にスプラウト)、カリフラワー、キャベツ、大根など ブロッコリー.JPGキャベツ.JPG

 

 

多糖類

炭水化物の一種。 海藻やきのこ、根菜類に多い。

 

☆イヌリン

複数の果糖が結合したもの。 血糖値の上昇を抑えたり、血液中の中性脂肪を下げることが期待される。

多く含む食品→ごぼうやチコリ、玉ねぎなど

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☆フコイダン

海藻類のぬめりに含まれる。 抗がん作用のほか、血圧を安定させる作用が期待される。

多く含む食品→海藻

 

☆ムチン

ぬめり部分に多い。 細胞や胃壁などを保護する。

多く含む食品→やまいも、オクラ、なめこなど

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☆β-グルカン

免疫力強化やコレステロールを下げる効果が期待される。

多く含む食品→きのこなど

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色の濃い野菜や、ごま、大豆製品など、日本人になじみのある食材からもたくさんとる摂ることができます。 フィトケミカルを日常的に摂り、腸を活性酸素の攻撃から守りましょう

 

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